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九日目 お食事へ行く
平成10年9月6日(日)雨  広州In中国(1元=16円)


 Happy Birth Day こじくん。27才になりましたネ。27才、早いと言うか、何と言うか、こじくん22才の時から知っているちいとしては、こじくんは、ずいぶん変わったと思う。見かけは、老けもせず多少デブったけど中身は、他人の事を思いやる気持ちが前以上に大きくなったし、この旅においても、とても頼もしく、ちいを助けてくれ、支えてくれます。ありがとう。
 今日は朝から雨がすごくて出かけられませんでした。宿でゴロゴロしていました。中国に来て、毎日が忙しく、ゆっくり物事を考える事がなかったけど、午前中ゆっくりするといろいろな事を考えました。この旅まだ始まって19日しかたってないのに、本当にいろいろな物を見たり、感じたりしたなあ。スタートは韓国、次に香港とはじめは、国の状況を見たり、観光地を見てまわったりと、ただ見ているではないが、旅に慣れないせいもあり、やたら一生懸命だったな。でも香港のエレベーターからはじまり、広州全体、見る事にプラスされ感じる事をする様になった。旅に慣れてきたと言うのもあるけど本当に自分の知らない現実ばかりに、遭遇し、驚き、悲しみ、など多くの事を感じた。この19日間1日も同じ日がなく、日記も5枚をこす。(注1)海老名にいる時、パソコンで日記をつけ、よく、昨日と同じなどと書いた事を思い出した。海老名で3年間保育園に勤めそれは、それで自分にとって得られる事は沢山あった。生活を思い出しても、充実していたと思う。楽な生活とは違うが、全て決まっていて、何時に仕事に行って、帰ったら、あれとこれを、(注2)SATYで買って、○○をつくり、など全て自分の知っている範囲で物事を生活を進めていく事が出来、自分の周りにある事、状況は、当たり前で自分は、便利で恵まれた物、人の中でワガママ一杯に暮らしていた様に思った。しかし、この旅に来て、1日1日が全く違った生活で、全く知らない人に言葉、習慣の中で旅してみて多少の不安と興味、好奇心などとにかくいろいろな気持ちが入りまじり...そんな中でも、こんな国があるんだ。こんな人達がいるんだ。こんな習慣、こんな食べ物、まだまだ、ただ見ただけでなく、自分にとっていろいろな事を感じさせ、教えてくれ、勉強になる毎日です。海老名での生活、持続、家庭を守るなど大切で人がしなければいけない義務だし、それも楽しい。でもたった一年、毎日ちがった生活で、自分の知らない物を見たり、いろいろ感じたりする事も素晴らしい事だと痛感した。まだ19日しかたってないけど、思い切って旅に出て本当に良かったと思った。午前中はこんな事を考えていた。
 午後になり、小降りになったので宿を出て、バスで百貨店に行く事にした。はじめに、ターミナルの定食屋でかゆの様なものを食べた。前例もあり1つにしておいた。ごはん、鳥肉、ほうれん草、きゅうり、汁が入っている。ちいは、おいしかったのでけっこう食べたが、こじは、後で食べる、などと言ってあまり食べなかった。きたない店で下には、ゴミ沢山、こじの横には、油ののった消化器があり、その横じゃ食も進まんよね。1つで5元。安い。食べた後は、近くの高級酒店(ホテル)で明日の食料を買った。リッツ、オレオなどた。そして、バスに乗って百貨店に向かった。バス停にあのおじさんがいた。おじさんは、ちい達の事、覚えていてくれ、手を振ってきた。こじは、すかさず今から行く所を聞いていた。おじさん今度は、正しく教えてくれた。ちいは「おじさんの、バスマップ使ってるヨ!!」とジェスチャーでやると、喜んでくれた。ホットなひとときだった。バスに乗ってマックの横の百貨店に行った。バスももう慣れたもので楽しい。百貨店では、水、菓子などを、調達した。一度、宿に帰ってゆっくりした。もう一度バスに乗って、こじのお誕生会をやるため、出かけた。185番のバスを途中で降り、意を決して高級ホテルに入った。とにかく値段だけが心配である。なんとも場違いな2人である。こぎたない格好しかも主役はひげまみれ...。ホテルを出れば普通と言うか、今度は、いい格好すぎて目立つ。なんだこの国、と言う感じである。台湾料理が3階にあると言うので行ってみた。赤いじゅうたんを、踏みしめ行った。中国に来て、赤いじゅうたんは、初めてに近い。行ってみると少し高めだが、ここを下ると言ったらもう定食屋になってしまい中間がない。こじは、言っていた。確かに。入ると、チャイナドレスのお姉さんがあまる程いた。そしてイスを引く人、おしぼり担当ととにかくすごい。そんでまた広東語ぜめにあったが、1人だけ英語を話せる人がいて、その人のおかげで話しは進んだ。メニュー見ても漢字ばかりでわからないので、絵のあるやつにした。白菜の海鮮煮とお団子、焼きビーフンを頼んだ。飲み物もウーロン茶にした。もうお茶の時点で感動、涙ものである。そして、白菜、これはもう日本の味付け、ちいが海老名で作っていた夕食と同じだった。もう2人は止まる事なく食べ続けた。焼きビーフン、団子、中国に来て一番おいしいものを一番沢山食べた。幸せだった。その時、こじと話したが、まずいものは、ちょっとで本当にお腹一杯になるネ。でも今日はホンマよく食べた。などと話した。幸せだった。いい誕生会になって良かった。しかししかし、今考えると、誕生会なのに乾杯もしなかった。あまりのおいしさに、そんな事も忘れ、夢中で食べてしまった2人であった。その後は、明日の食べ物keepでマックへ行って、チーズバーガー3コ、チキンバーガー2コを買った。その時も1人で英語が話せる女の人がいて、親切にしてくれ、Hello,are you from?などとコミュニケーションとって楽しかった。ちいは、あの人にToday is my husband's birthday.って言いたい。と言ったらこじに大笑いされ、やめた。帰りのバスにのった。ちい、調子良く、気分良く鼻歌を歌いだした。はじめにTomorrow、次に岡村孝子の夢を諦めないでを歌ってた。そうしたら涙がいっぱい出てきた。自然に出てきた。歌詞に感動したと言うのもあるが、日本にいる時、まみ先生がカラオケで歌ってくれ、ちいがうれしくて泣いたら、まみ先生も泣いた事を思い出した。涙は止まらなかった。こじは、途中で気付きビックリしていた。そして面白い事を言ったり、変な顔をして、ちいを笑わせてくれた。宿に帰ってからも号泣してしまった。保育園のみんな、静岡の家族、大阪の家族、高校短大の友達みんな、何してるんだろうと思った。そして、自分は恵まれた人の中で好き勝手に生きていた感じすらした。自分は1人で生きてる訳じゃない。多くの人に助けられ支えられて生きてこれたんだと今更感じた。まみ先生と一緒にいる時は、当たり前で、楽しく別れる時も涙で、辛かったけど今は、私を沢山支えていてくれた事を痛感し、感謝した。はなれると有難さが良く分かるもんである。しかし、こじもこんな近くにいて当たり前の様に一緒にいるが、私を支えてくれている一番の人、一番大切な人であると感じた。中国に来ただけなのに、こんな事を感じる事が出来て、嬉しく思っている。日本に帰ったらのちいは確実に8月19日に日本にいたちいとは別のものになると自分でも確信した。せっかくのこじの誕生日、心配かけてしまった。だが、ひと泣きしたら、ファイトがわいてきた。こじは、今自分がキツイからそう感じるんちゃうか、と言っていた。でもそう感じる事が出来て良かった。こじくん、今日は本当にお誕生日おめでとう。迷惑かけてごめんなさい。明日もがんばろう。





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注釈

(注1)海老名にいる時
小田急海老名駅の近くに住み、相模原の保育園に勤めていた。

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(注2)SATY
海老名駅の近くにあるすーぱー、いつも保育園の帰りに買い物をしていた。

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