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二十日目 第2関門×
平成10年9月7日(月)くもり  広州→上海 In中国(1元=16円)


 今日は朝8:00に宿を出た。何か効率悪く、仲々チェックアウトさせてくれなかった。数分待って、えらい人が来てやっと出た。始めは、キツイ宿と思ったが今ではキレイで(まあ)すみやすかったと思う。BUTこの4日間の1番最後の日と言うのに、ゴキブリを3匹見てしまった。昨日はお菓子の中にアリが入ってたし・・・。まあ過ぎた事は気にしない。無事出発しバス停で272番のバスに乗ろうとすると、あのバスマップのおじさんが居た。ジェスチャーで今日上海に行く事を伝えると、バスを教えてくれた。知ってたけど知らない振りをして謝謝と言っておいた。一緒に、写真を撮った。おじさんは嬉しそうだった。ちいの方が嬉しかった。少しさみしかった。三日間のうち良くお世話になったなと、色々思い出した。お礼を言って別れた。私達がバスにのって座っていると、おじさんはバスの下まで来てくれた。そして「本当に広州駅でいいのか?」と何度もジェスチャーし心配してくれた。大丈夫と伝えた。いつまでもいつまでも手を振ってくれた。おじさんの目が潤んでいた。ちいも泣きそうになった。言葉が全く通じなくてもいろいろな手段を使ったり、より何より伝えたい気持ちを持ってお互い心で会話していたと思った。また1人と知り合えて良かったと思った。バスが出発しておじさんが小さく見えた。2人で手を一生懸命振ったが、おじさんは煙草を吸っていて気が付かなかった。最後も何ともおじさんらしいと思った。バスは、朝早かったのでメチャクチャ混み渋滞した。イラついた女の人は、大声で何か言ったり立ったり座ったりして時間を気にしていた。中国人らしい。やっと広州駅についた。朝早いのに大勢の人が、五目並べのようにずらーっと座っていた。広州の駅も今日で最後か...。切符を持って第1関門突破。第二関門×。何で?私達どこへ行けばいいの?別の所も行ってみたがここはホンマに違ったらしい。なすすべなくリュックを置き2人で立っていた。こじが「ちいもう一回さっきの窓口行ってみて。」と言った。ちい行ってみるとあっさり切符を切ってくれるではないか。しかもあくびしながら。お姉さんしっかりしてくれ。切った切符を持ってこじの所へ戻りOKサインをした。こじはただただ大笑いしていた。そして2人で「さっきアカンて言ったやん。」と言ってしまった。そんな訳で何とか駅の中に入れました。しかし座る所がない。イスがキレイに埋め尽くされている。二つ空いたので行こうとすると、どっから現れたのか?すぐに座られてしまった。ふー。やっとの事で席をKeepし座っていた。10:10発で9:35になると門が開きホームに行っていいらしい。門が開いたと同時に人がものすごいけんまくで、ものすごい力で、ものすごい人数で、ものすごい荷物を持って門に押しかけていく。老若男女構わず。振り乱して...。ちいは、ただ呆然ビックリして立ちすくんだ。牧草地への門を開けた家畜の様だった。こじによると、早く行かないと荷物を置く場所がなくなるかららしい。ちい達も急がねばと思ったら一番ビリ。でもこの大人口の中にも、要領がいい奴は居るもので上手い具合に先回りしちいとこじもその後に続いた。ビリにはならなかったが、もうお祭状態。何とか場所につくとやはり荷物を置くところはなかった。1つはチェーンで上につないだ。ちいのはちいの寝るところにおいた。三人づつのベットになっている。こじが一番下。真ん中が知らないおじさん。ちいは、希望どおり一番上。結構高くって怖い。しかし経験、経験そしてとても嬉しいちいである。席が向かえになったおじさんおばさんと話した。と、言っても紙で会話した。ちい達の写真を見せてあげたら喜んでくれた。そしてまた無意味な漢字でちいは一生懸命伝えた。この旅の事を聞かれ説明すると、私達はあなたたちを見て感動した。などと言ってくれた。ウーン。またコミュニケーションがとれた。とても楽しい一時だった。列車の窓から景色を見ると一枚の長い蒔き絵を見ている様で面白く又美しい。川があったり、岩があったり、砂になり、家になり、牛が見えたり、列車に乗っているだけで、ぜいたくを十分していると思った。昼食は、昨日マクドで買ったハンバーガーを食べた。とってもおいしかった。この字は、列車でかいているので上手く書けないが。今、9月7日(月)PM1:35すでに、ちいの楽しい列車の旅が始まっている。これからもまだまだ楽しみである。時々、列車が止まる。ものすごい揺れと音、止まると駅のホームで物売りが待っている。カップラーメン、おかし、ジュース、果物、アイス、お弁当などである。お弁当は丸い釜に冷えた固いのが、ぎっちりつまっている。おかずは、骨付き鳥肉、手羽先1本、ゆで卵1個に、きゅうりのつけ物だ。一見とてもおいしそうでみんな食べているので、こじに“ちいも食べたい”と言うと、“やめとけ。”と止められた。おばさんも沢山残していたなあ。おじさんは列車が止まると、必ず物を買う。お金持ちらしい。こじは100元札をおじさんが財布で沢山ちらつかせてたと言う。華僑だとか言っていた。こじが。おじさん、おばさんと一緒に写真を撮った。2人とも喜んでくれたよかった。住所を聞いて送ろうと考えた。おじさんは教えてくれたが字が汚くて読めん。こじは、もう一度聞いて書き直してた。おばさん住所不定らしいので送れない。こじは、韓国のプリクラをあげようと言った。おばさんは喜んでくれ、免許コピーに、貼った。おじさんは大喜びで免許証に貼ってくれた。しかしプリクラはめずらしいらしく、周りの人も不思議そうにじろじろ見ていた。そりゃそうだ。ちいも、初めて見た時、なんじゃこれと思ったもんな。中国もあと少ししたら発行されるかな?んー、随分たってからね。



はみ出し情報
*果物売りは、みんな寝てても大きい声。面白いセリフ。よく聞こえる。
“ピンゴ、マンゴ、インゴピンゴマンゴ”
(遅い)(遅い)(早い)
*中国のカップラーメンの大きいのは2玉も入っている。そして、フォークがカップラーメンの中に入っている。



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