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十一日目 ちい、バンドでの出会い☆胸トキメキ☆
平成10年9月8日(火)晴れ  上海 In中国(1元=16円)


 昨夜の夜は、心配だったが、気持ちよく快適に眠れた。中国に来て一番ゆっくり寝られたと思う。冷房かかっているのは、いいのだが、寒い。全員真冬の厚い毛布かぶってたよ。中国の夜は早く8:00にみんな寝はじめ、9:00には、消灯していたと思う。ちいも、8:30には寝てたなあ。そして、朝は早い、7:00には、みんな起き、話しをしている。ちいは拍手みたいな音に起こされ、下を見ると、おばさんが意味もなくたたいてる。うるさい。かと思うと車内放送で中国民謡、もー起きるしかないでしょ。BUTこじは、今9:00だが、まだがんばって寝ている。昨日の夜か、今朝方、3段目のちいの所まで、こじの歯ぎしりが聞こえてきました。音を聞いたらすぐわかるちいだ。みな様にも迷惑をおかけした。しかし今日はいいお天気で外の景色がきれい。いつもの様におじさん、おばさんと話しているとめがねの女の子が話しに入ってきた。そして、(注1)吉田君似の(雰囲気が)男も入ってきて、中国人4対ちいになってしまった。男の子は英語が話せる様で年やいろいろ話した。男の子は、21才学生、めがねの女の子は19才高校生だそうだ。おじさんおばさんは、英語の時はさっぱり話しに参加しない。久しぶりに話しが盛り上がった。会話が出来た。楽しかった。するとこじが洗面所から帰ってきて、4対2になった。ちい達も年や、昔保母だった事、今まで旅してきた所、これからの所などを話したら、少しビックリしていた。広州はHAPPYだったか?と聞かれ、“半分”と答えたら笑っていた。男の子は、ちいよりも単語を多く知っていて、使い方もとても良く分かっている。BUTちいに、“Your English is very well!!”などと言ってくれた・・・。そんな楽しい時もすぎ抗州に来てしまった。おじさん、めがねちゃん、通称中国の吉田君と固い握手をかわした。おじさん写真送るからね。吉田君“So happy.”と言ってくれた。ありがとう。がんばるよ。それから約3時間後に列車は上海に到着した。おばさんは、ものすごい荷物の持ち主だった。段ボール箱2つにボストン1つ、自分のリュックをおろしてから、こじと手伝った。階段もちいが一緒に持って降りた。そして、おばさんとも別れた。いろいろ親切にありがとう。言葉は通じないけど、多分伝わったと思う。おばさんはとっておきの笑顔で見送ってくれた。しばらく歩き後ろを向くと小さくおばさんが見え、まだ、手を振っていてくれていた。またさみしくなった。列車内に限らず、韓国から考えてみると、いろいろな人達と出会ったなあと思い出した。旅は、たった2人でしているのに、そんな感じがしない。この様にいい人も沢山いたが、悪い奴もいたなあと思った。しかし言葉は、多少しか通じないのにやはり、ハートなのかな、とちいは思う。朋友のチューヤンも言ってた通り、ちいも、私達の旅は自分達の力だけで来てる訳じゃなく、いろいろな人々に間接的にも助けてもらってる事もあると感じた。改札を出て、いよいよ宿探しだ。気合を入れるゾ。出たとたんやはり第一声は、“すごい人”そして見渡すと、結構都会そんな事言ってる間もなく、宿の客引きに囲まれた。はじめに1人180元だと言ってきた。No,No高い高い、振り払い別に行こうとすると、いくらならと言われ2人100元と言った。男は、ちょっと怒り気味に立ち止まって、何かごちゃごちゃ言ってきた。そしてさっきのおばさんが、2人140元と言ってきた。随分下がった。そしてちょっと苦しいので宿にTELして聞いてからと、言ってTELしてた。OKだったらしく後をついていくと、後ろから怒鳴り声、どうみても、ちい達、そうそうおばさんTEL代払い忘れて、えっらい怒られた。言い方があるだろう。中国人は、落ち着かず、すぐ切れる。この行きにも男が2人、怒鳴りあいのけんかをしていて、ポリスマンが2人加わりけんか。広州では、若い男客と若い女店員が、皿投げたり、頭たたいたりの、取っ組み合いのけんか。とっても気が短い中国人達である。日本でこんなの、ほとんど見ないよ。だいの大人なのにけんかばっかして、しかも、誰かが止めなければおさまらんか、と思う。まあ国の人柄の特徴だと思った。日本人はマメ、神経質、アメリカ人は大らか、自由、適当など、の様なものかな。そんな事もあり駅から歩いて、12分くらい?きれいな所だった。クーラー付き、トイレ、風呂(湯)、フカフカベッド、ちいは、(注2)ラスベガスを思い出した。似てるよ。あの部屋に・・・。こじは、めちゃめちゃ古いやんけ。と言っていたが広州の事、今までの事を思うと天国である。ちいもうニコニコ、403に行った。そうじをまだしていた。部屋に入り何か動かす度、そうじのおばさんに、中国語でキャンキャン言われ、そうじが終わって出て行ったら、2人とも疲れてしまった。少し部屋で休んで話した事は、パッカーとして140元は少し高いと言う事で遊びがてらに明日移動する、安宿を探しに行く事にした。近くの飯店に行き2人120元と書いてあったので100元にならないか聞いた。そして、I wantと言ったら、外人は向こうの入り口へ行けと言う事で行こうとしたら別の宿引き、香田晋似の男の子が、うちはどうだ。見るだけと、ついていくと、バスは、金なしだ。乗れと言われた。とりあえず乗って見に行く事にした。上海のバスもすごい。あらい。そして広州にまだまだ増した交通量でトロリーも走っていれば、トゥクトゥクも沢山、バイクも広州を超す。タイのイメージに似ている。広州よりもバスに乗ってる事が楽しい。そして宿についた。何度も2人で100元か聞いた。そうだと言う。この会話も、紙であった。部屋を見ると、今日の所と変わらない。な、なんと・・・。駅からは遠いが、安宿には目がない。決定ー。と言う事で、明日来と紙に書くと保証金100元払えという。まあ。明日来るからと言う事で払ってきた。帰りもガッチリ、バスで送ってもらい明日の約束をした。それから町を歩いた。広州から来たせいか町が生きていた。店(商売)にも活気がある。いい物が売っている。みんな服もまともな人もいる。ちなみに1元とか角がコインである。広州では、札しか見てないのに普及はやはり何でも都会からなのか。ケンタッキー、マクドもある。こじとちいやっと落ち着いてきたが、話した事は、都会は、やっぱりいいが、田舎を見ると感じる事も多いし、自分にとって何か気付くネ。という事だった。北京も行くが、西安にもいってみようと。ちいは、思った。食堂で、しょうろんぽうと緑茶の様なホットティーを頂いた。中国の飯がうまいなんて・・・。広州では1つもおいしい物なかったのに。まあまあ。ホッと一息して地図を見て、(注3)川に行ってみる事にした。64番のバスに乗って行くらしい。苦労して探し、やっとバスを見つけた。上海駅は広く、大きなバスターミナルが3つもあり、3つはすべて離れている。いざ、バスに乗った。始発だったが、座る場所はなかった。始めは気軽に立っていた。バス停を2つ超した頃、バスはすし詰め状態になった。こじとちいの小さな隙間に、おばさんが入り、離れ離れになってしまった。中国人は、知り合いのとなりが良いとか言ってる場合でなく、ゆだんもすきもない。この国で油断していたら、生きていけない。とにかく表現できないぐらいに窮屈なのだ。日本のラッシュもすごいが。ラッシュは1日中なのだ。中国に来たら人が多い所がいや、なんつってる人は、来られない。強くなって帰りそうだ。ちい。また、しばらく行くと、バスが急ブレーキをかけた。いつものとは、違う。本当の急だ。ちいは、手を手すりにギューっと持っていたけど手がちぎれそうだった。こじは片手で、持っていたが、支えきれず、席のシートに寝ころばる、と言うか、たたきつけられた。指は、すり傷ができてしまった。ついに事故ったというブレーキ、他の客も、バスの床に歯をぶつけ、口を押さえていたり、他の座ってた人も肩を前のシートにぶつけ自分の服の中をのぞき、傷を見ていた。まあ、この交通状況ならいつ誰が事故ってもおかしくない。しーばらくバスは、停車していたが、ちょっとたって出発した。何かがあった事は事実だがわからない。そして出発したら平静なのだ。そして客も笑いながらおしゃべりしている。面白い国だ。しかし誰もケガがなくて良かった。そう思うと笑えてきた。こじの転ばりの瞬間が忘れられず・・・。おかしくてたまらん。無事川の所で降り、川に行った。ビックリした。香港とまでは、いかないがすごいビル、そしてヨーロッパ調の建物きれい。(写1)上海は美しいと、ここに来たらイメージする。川は黄河につながるらしい。黄色だった。船もいっぱい。大きな川で海の様だった。ついに上海まで来たと思った。美しい景色にうっとりした。こじが7年でこんなに変わるとは、と驚いていた。やっと中国に来て外人さんを沢山見た。黒人のドレッドさんが歩いていると、中国人は、ろこつに見て、驚いている。知らないからだと思う。香港に行ってみなと思った。もっとすごいよ。香港はあなたの国ですよ。上海と言うとここがよくTVで映るが!このすぐ近くの路地を歩いてくると、こことはとうてい、結びつかない。庶民的で少し遅れてる。と思った。パックだとここだけ来て、上海、中国のイメージを作って帰って行くんだなと。ちいは、そんな意味じゃ上海の裏も中国の広州も見て本当の中国に近い事は見れたと思った。中国は、携帯を持っている人が多い。日本の様に、進んでいるのか?おしゃれか?こじに聞いてみると、電話線を引くと工事が仲々出来ないので携帯を持っている。携帯は申し込んですぐ使えるから、線の工事は1、2年とかかるんだって。ちいは、また驚いた。日本とは違った意味で流行している。本当に必要としているのだ。国の状況って多種多様だなあ。こじは、もの知りでちいにいろいろ教えてくれ、すごい。中国語も結構知っている。ちいは数字を教わった。イー、アー、サン、スー、ウー、リュー、チー、パー、チュー、シー。こじき、韓国、香港、中国どこでもみたが、今日上海では、子供を見た。上はだか、真っ黒の全身、紺色のボロズボン、はだしで土下座して金をもらっている。家庭の環境のせいか?まだ子供なのに、そんな金の取り方して・・・。働く事、そのやりがいを教えてあげたい。まだ人生長いのに、人生変えられるのにと切なくなった。川の所で、こじと座っていたら、面白い中国人が来た。(注4)“私、日本好き”を30回ぐらい言ってた。片手にメモ帳、日本語辞書、ペンを持っていて、教えて欲しいと言ってきた。挨拶など発音がちがうのを、ゆっくり教えてあげたり、ちいは、顔の絵をかいて、目、口、耳なども教えてあげた。最初は、遊びでゆっくりやってだが、だんだん上手に言えると、ちいもこじも嬉しくなり真剣だった。彼は、中、高に行ってないと言っていた。26才なのに、こじより老けていて、32才ぐらいに見える。見かけなんかは、問題じゃない。私達の言った事などすぐメモしたり、わからんと言うと、調べ、伝えてくる、ちいは、彼のまめ、努力、真剣さに心打たれた。知識はなくても彼は、ちいにないものを持っていると思った。気力がある。本当に逆に尊敬した。ちょっとでも力になりたいと思い長時間彼に付き合い、自分自身も楽しかった。やりたいもの、事に打ち込み精一杯やっている人の姿を久しぶりに見て、自分も絶対にみならおうと思った。私の方が事を得られた様に思う。彼と写真を撮って送ってあげる約束をした。がんばってほしい。彼にちい、こじの2ショットを撮って欲しく、カメラを渡すと、使い方がわからないらしく、片目かくしたり、ボタン探したり、自分動き出したり、本当に使った事がなかったと思う。その時はおかしかったけど、ちょっと考えてしまった。握手をして別れた。彼の手はゴツゴツで硬かった。力仕事している手の様だ。また1人知り合い、教えられた。お腹も空き、川の食事場で焼きソバ、チャーハン、春巻、ぎょうざを食べた。油っぽくて、あまりおいしくなかったが。帰りは得意のバス止めで乗り込んだ。うまくなったもんだが、道はおどおど渡っている2人である。帰りにウーロン茶を買って宿に帰った。(注5)天糖、低糖の2種類ある。香港で知らず甘いのを買ってから、神経質な2人。買う時は必ず確かめる。広州は、ウーロンなんゾ売ってなかった。ウーロン飲んでまた1つ幸せになっている2人である。宿に帰り、湯のシャワーもして、天国を味わっている。シーツ白いし、寝袋いらんし、クーラーきいてるし、ちいの安らぐ1泊である。今日は長かったー。明日は、またなにが起こるか楽しみだ。





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注釈

(注1)吉田君似
吉田君とはこじの高校時代の友達。吉田君と大学時代はよく旅に行っていた。それから、こじは旅にはまってしまったのだ。掲示板でのニックネームはDAI。

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(注2)ラスベガス
ステーキのすえひろでラスベガスの優待券があたり、ちい、こじの新婚旅行はなんとパックツアーのラスベガスの旅であった。ちい、初めての海外旅行であった。

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(注3)
バンド、外難(ワイタン)と呼ばれる公園のような所。

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(注4)“私、日本好き”
本当は“私は、日本語を話すのが好き”と言いたいらしい。

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(注5)天糖、低糖
天糖は無糖のこと、低糖は少し甘い。

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(写1)バンド、外難(ワイタン)
十一日目 ちい、バンドでの出会い☆胸トキメキ☆ 写真展
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