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八日目 ちい、うわさの重慶大厦へ行く の巻
平成10年8月26日(水)晴れ  九龍In香港 (1000WON=120円)(1HK$=20円)


 今日は、ソウルの宿を5:30に出て8:50の(注1)大韓航空香港行きに乗った。空港税1000Won足りないと思いUS$1両替したらやはり1人9000Wonで良かったらしく、こじは、かなりくやしがっていた。ちいは自分が無力のせいもあり、旅にはそれ位つきものと言う感じ。韓国出国の時、帰りのチケットがないとダメだと言われた。船で香港から日本に帰ると大うそを言ったら、メッチャ首かしげあやしんでいた。荷物検査、リュックを機械に通したら、こじは、OKだったのにちいのだけ止められた。心当たりがある。(注2)大阪のまあちゃんから借りた髪切りバサミに違いない。日本出国の時もちいのリュックは鳴った。しかしちいは、平気な顔してたよ。別に人をやっつける為じゃないもん。女の人にリュックの中全部開けられた。パンダの洗面用具、化粧ポーチまで全部。だからないっちゅうの。女の人は荷物の多さに面倒になったらしく最後の方は見てなく、OKと言っていた。あービックリした。そして飛行機に無事乗る事が出来た。機内食は、2人ともオムレツを食べた。朝から水も飲んでなかったのでおいしかった。でも、ちい韓国でちょっと(注3)お腹をこわして(注4)三光丸、おかあさんにもらったのを2つも飲んでしまった。おかげで、今は大丈夫だよ。3時間位で昼12時には香港に着いた。入国も簡単にすませ、空港から九龍まで電車に乗り、次にバスに乗って、重慶大厦まで来た。(写1)ついに来てしまった。本で見た、あこがれの。まず香港は、さすが南にあるだけあり、湿気も多く、めちゃ×2暑い。日が強く...。韓国は地形でいくと仙台位なので、8月の終わりは、涼しくなってきていたが香港はすごい...。そして九龍から香港島をみると(写2)、またこれが素晴らしかった。TVで見るより、写真で見るよりやっぱ自分の目で見たものは、ちがう。多くの大きなビルが視界全てに立ち並び、海をはさんで、何とも言えない。素晴らしい景色だった。ちいは、ボーっと立ちすくんでしまった。しばらく公園で景色を見ながら2人で風をあび、ゆっくりした。そして町を練り歩いた。ほか弁を探すためだ。とにかくレストラン、食堂、食べ物屋が沢山。それに、ブランド、ビトン、フェンディー、DKNY、NIKEなどなどの店も沢山ある。裏道に行くと打って変わって大きく、きれいなイメージだったが、見ていると、ちがう。いろいろな面を持っている、と思った。夜ご飯はやはり、ほか弁を買った。サンドウィッチからチャーハン、めんなど30種類以上の弁当がある。困っていると、メニューを店員がくれた。ちいは福建チャーハン。こじは牛肉焼飯を食べた。チャーハンは、VeryGoodだったが牛肉は、まずかった。残した。大きなスープ2つもついてきた。少し飲んだらまずかったので、そく、捨てた。今日は、失敗が多かったけど、まだまだ食べ尽くしてやるゾ。さて、あこがれの重慶大厦、本にも古いとか、いろいろな人種がいると書いてあったが実際想像していたものとはちがう。大厦は、九龍の中でもスターフェリーのりばに比較的近く、多くの店が沢山建ち並ぶ町の真ん中にたっています。下は新しいが上を見上げるとボロボロと言う言葉が一番似合います。ここに着いて、宿が決まるか、不安になっていると、アジア系、(日本人似)のおじさんが私達に近寄ってきてツインでH$120、1泊と言ってきた。ちいは、前例から、やめた方がいいと思った。しかし、こじは、ついて行く勢いだ。おじさんは、1階で待ち構え(注5)一番上の15階に私達をつれていき、きれいな部屋を見せてくれた。ただのツインHK$120、バストイレ付き、 HK$150、私達はすぐ、バストイレ付きをえらんだ。お金対して変わんないならよっぽど得だ...。だんだん宿選びも上手になってきた。2つベッドだと、もっともっと高いがダブルで1つだと安い。おじさんは、いい人だった。説明してくれた、おばさんもメチャメチャ親切だった。ちいは、わからなくなった。誰が悪で誰が善が。紙を貼ってほしい。こじに言うと、「運や運」と言っていた。運だって。怖い怖い。今日は運がいい日だったらしい。よかった。大厦は、多民族だった。インドのサリーをまどっている女の人。ドレッドヘアーの人、アフリカ人、パキスタン系、黒人、アメリカ人、白人、韓国?中国人、そして私達日本人と、多様である。その多種多民族が1つのエレベーターに乗って移動するのだ。実に珍しい姿である。又、これに自分がのっているとは...。はじめは、怖くて、こじに、あーだ。こーだ。えーん。ブツブツ言っていたが少しずつ慣れて落ち着いてきた。世界ってひろいんだ...。今更感じた。この目で見て感じた。香港の景色を見た時も思った。こんなに素晴らしい所があるんだ!自分は、今まで日本にしか生まれ育ってなく人種も、場所も、習慣もそれらが当たり前だと思っていたが、それは、ちがったんだ。自分が大きな世界の沢山の人種のうちの小さな日本の1人のたった1人の人なんだと思った。ふと、韓国の屋台のおじさんの事を思い出した。別に自分が旅したからって事じゃないけど、おじさんは、こんな世界がある事、知らないんだろうな...。私が知らなかった様に。でもおじさんにとっての幸せは、屋台でおいしいものを沢山の人に食べてもらう事だと思う。それって素敵な事だと思う。私にとっても幸せは、こじと家庭を持っている事だと思う。なんだか、奥の奥の深い所までいってしまったが、とにかく、韓国、香港、見れた事は幸せだと感じている。こじは空港でも、その地でもとても行動的で、弱音を、ちいみたいに吐かない。それどころかとても、たのもしい。的確な判断力でいつも冷静、ここ2カ国だけ2人で旅して来たけどこじのおかげでここまで来れた様なもの。本当に感謝している。しかし、こじにまかせまかせにしていては、いけない。ちいも自分でと思い、自分でも初めの頃にくらべ積極的にやっている事もあると思う。英語でも片言をならべいろいろ聞き今では、通じた事の喜びが嬉しくてたまらないけど、こじにしっかりついて行き、もっと沢山の事を目で見てはだで感じて、自分自身が変われたらいいと思う。



はみだし情報
* こじは韓国でバナナを買った。ハングル文字でバナナは
   
* 重慶大厦のインド、黒人たちたちは、もうここに、住み着いて、仕事をしているらしい。ちい同じ屋根の下にいっぱい民族と寝てるんだよ。でも同じ人間だけど。
* 韓国はハングル文字でさっぱりだったが香港は漢字なので意味はわかる。
* 韓国は韓国語でさっぱりだけど香港は広東語でさっぱり、BUT香港は英語がよく使われている。


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注釈

(注1)大韓航空香港行き
1998年8月19日  大阪発−ソウル行き
1998年8月26日 ソウル発−香港行き
の2枚の片道チケットを手に出発した。

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(注2)大阪のまあちゃん
こじの叔母。今回の旅行には協力的。

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(注3)お腹をこわして
「七日目 ちい、チェリージュースでお腹こわす」 を参照。

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(注4)三光丸
正路丸の弱いもの。胃腸に効く薬。

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(注5)一番上の15階
実際には最上階は16階である。重慶大厦にはエレベーターが2台あり、向かって左側が、偶数階のみ、右側が、奇数階のみにしかとまらないのである。このため、私達は右側のエレベーターで一番上まで行ったため、ここが最上階と勘違いしていた。

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八日目 ちい、うわさの重慶大厦へ行くの巻 写真展(1/2)
平成10年8月26日(水)晴れ  九龍In香港

(写1)ネーザンロード


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八日目 ちい、うわさの重慶大厦へ行くの巻 写真展(2/2)
平成10年8月26日(水)晴れ  九龍In香港

(写2)九龍から香港島


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